- 商談で距離が近づくと、自分のニオイが気になってしまう
- 香りに気を使った方がいいのはわかるけど、何から始めれば?
- そもそも自分のニオイって、大丈夫なんだろうか?
若葉くん先輩、商談で相手と距離が近くなると、自分のニオイが気にならないか不安で…。
香りって、営業に関係あるんですかね?



その気持ち、すごくわかります。
でも香りって“良い匂いをつける”前に、相手の記憶にこっそり残る武器なんです。
僕も昔は「香りに気を使うなんてキザだろ」と思っていました。
でも、清潔感のある人とすれ違ったとき、香りも意識していて、それだけで“ちゃんとした人”に見えたんですよね。
それ以来、「清潔感の延長」として香りに気を配るようになりました。
今日はその話をしていきます。
- なぜ営業マンにとって「香り」が大事なのか
- 香りが第一印象を左右する3つの心理効果
- 多くの人がやりがちな「NGな香りの使い方」
- 香水に頼らない、香りの“正解”な整え方



一緒に整理していきましょう!
なぜ営業マンに「香り」が大事なのか



でも先輩、香りなんて気のせいレベルじゃないですか?
そんなに印象を左右するものですかね…?
気持ちはわかります。
でも実は、嗅覚って五感の中でちょっと特別な存在なんです。
視覚や聴覚って、いったん脳の「考える部分」を通ってから感情に届きます。
ところが嗅覚だけは、理性を通さずに“感情と記憶”の部分へ直接つながっているんです。
他の感覚が「受付を通して取り次いでもらう」のに対して、嗅覚だけは「社長室に直通の電話を持っている」みたいなものかもしれません。
だからこそ、香りは相手の印象にじわっと効いてくるんです。



この「直通電話」の正体を、もう少し詳しく見ていきましょう。
香りは「記憶」に直結する(プルースト効果)
「プルースト効果」という言葉を聞いたことはありますか?
これは、特定の香りが、それにまつわる記憶や感情を一気に呼び起こす現象のことです。
- すれ違った人の香りで昔の知り合いをふっと思い出す。
- ある柔軟剤の匂いで実家を思い出す。
あれがまさにプルースト効果です。
香りは、写真やメモよりもずっと強く、感情とセットで記憶に残るんですよね。
なぜここまで香りが記憶に残りやすいのか、というと、これは人間がまだ言葉も文字も持っていなかった大昔から、ニオイで「安全か危険か」「食べられるか腐っているか」を判断して生き延びてきたからだと言われています。
それくらい、嗅覚と記憶は深いところで結びついているんですね。
つまり営業で言えば、自分では狙っていなくても「あの香りの担当さん」として、相手の記憶にそっと残してもらえる、ということなんです。
嗅覚は“好き・嫌い”を一瞬で決める
もう一つ、嗅覚には大事な特徴があります。
それは、理屈より先に「好き・嫌い」を一瞬で決めてしまうことです。
香りの情報は、脳の中でも感情をつかさどる「大脳辺縁系」という場所に真っ先に届きます。
だから、頭で考えるより前に「なんかこの人いいな」「なんか苦手だな」が決まってしまいます。
これを受け手の立場で例えるなら、初対面の人と名刺交換した瞬間に、フッといい香りがして「あ、ちゃんとした人そう」と無意識に感じた——そんな経験に近いかもしれません。
本人もなぜか言葉にできないけど、なんとなく好印象。
それが香りの力なんです。
この「理屈より先に動く感情」を味方につけられたら、営業はかなり有利になると思いませんか?
ちなみに、この第一印象がどう作られるかは、こちらの記事でも詳しく解説しています。




営業の香りは「加点」より「減点を防ぐ」が先
ここで一つ、大事な前提があります。
営業における香りは、“良い匂いで加点を狙う”より、まず“嫌な臭いで減点されない”ことのほうがずっと大事です。
どれだけ提案が良くても、相手が「うっ、汗くさい…」と感じた瞬間、評価は静かに下がってしまいます。
しかも面と向かっては言ってもらえないので、気づかないうちに損をしているんですよね。
逆に言えば、特別いい香りがしなくても、“無臭で清潔”なだけで減点はゼロです。
営業ではまず、この「マイナスの印象を作らない」を最優先にするのが正解だと思っています。



いい香りで好かれるより前に、まず“嫌われない”。
そこが土台です。
香りが営業の印象を左右する3つの心理効果



香りが感情に効くのはわかってきました。
でも具体的に、どう営業の印象につながるんですか?
ここでは、香りが営業マンの印象を上げてくれる心理効果を3つに整理してみます。
難しい言葉も出てきますが、ひとつずつ例えを添えていくので安心してくださいね。



順番に見ていきましょう。
効果①|プルースト効果(覚えてもらえる営業マンになる)
さっき出てきたプルースト効果は、営業では「思い出してもらえる」という形で効いてきます。
営業って、その場で即決してもらえることばかりじゃないですよね。
「また後日」「社内で検討してから」となったとき、いかに相手の記憶に残っているかが勝負だったりします。
同じような提案を5社から受けた相手が、後日「どこに頼もうか」と思い返したとき、フッと感じのいい香りの記憶までセットでよみがえってくる担当——それが自分だったら、ちょっと有利だと思いませんか?清潔感のある香りをまとっていた人は、後日ふとした瞬間に思い出してもらいやすいんです。
効果②|単純接触効果(心地よい香りは好感に変わる)
「単純接触効果」とは、何度も接するうちに、だんだん好感を持つようになる心理のことです。
最初は気にも留めなかったお店の前を毎日通るうちに、なんとなく親しみがわいてくる——あの感覚に近いです。
テレビで何度も見るうちに、いつの間にかそのタレントさんを好きになっている、というのも同じ仕組みですね。
心地よい香りも同じで、会うたびに「感じのいい香り」を繰り返し感じてもらえると、それが少しずつ好感へと変わっていきます。
逆に言えば、一度きりで終わらせず、定期的に顔を出す営業スタイルとの相性がとても良い効果だと思っています。
効果③|ハロー効果(清潔な香り=仕事ができそう)
「ハロー効果」は、一つの良い印象が、その人の全体評価まで引き上げてしまう現象です。
清潔感のある香りがする人に対して、人はなんとなく「この人、仕事もきっちりしてそう」「身だしなみに気を使える人なら、仕事も丁寧そう」と感じてしまうものです。
逆の立場で考えてみてください。
汗のニオイが気になる営業マンと、ふわっと清潔感のある香りの営業マン。
同じ提案をされても、後者のほうが「ちゃんとしていそう」と感じてしまいませんか?
中身を見る前に、香りだけで能力の評価まで底上げされる。もったいないくらいお得な効果なんですよね。


営業マンがやりがちな「NGな香りの使い方」



香りがいいのはわかりました。
でも、やりすぎて嫌われたら本末転倒ですよね…。
そこがこわいんです。
そうなんです。
香りは諸刃の剣でもあって、使い方を間違えると一気にマイナスに振れてしまいます。
ここでは、やりがちなNGを3つ紹介します。
①|香水のつけすぎ
②|TPOに合わない強すぎる香り
③|体臭・タバコ臭を香水でごまかす



逆効果にならないために、ここはしっかり押さえましょう。
NG①|つけすぎ(スメルハラスメントになる)
一番多い失敗が、香水や柔軟剤のつけすぎです。
自分では、つけているうちに鼻が慣れて香りを感じにくくなります。
これを「順応」と言うのですが、要するに「自分の香りには自分が一番気づけない」状態になるんですね。
だから「もう少し足そう」となってしまう。
でも周りからすると、もう十分すぎるくらい香っていることが多いんです。
これは「スメルハラスメント」と呼ばれて、嫌われる原因になりかねません。
良かれと思ってつけた香りで相手を遠ざけてしまうのは、本当にもったいないですよね。
迷ったら「ちょっと少ないかな?」くらいで止めておくのが安全だと思っています。
NG②|TPOに合わない強すぎる香り
夜の場にふさわしい甘く重い香りを、昼間の商談に持ち込む——これもありがちなズレです。
カジュアルなランチ会に一人だけタキシードで来てしまうようなもの。
香りそのものは悪くなくても、場に合っていないと「浮いている」印象を与えてしまうかもしれません。
NG③|体臭・タバコ臭を香水でごまかす
これが一番やってはいけないパターンです。
体臭やタバコのニオイを香水で隠そうとすると、ニオイ同士が混ざって、かえって不快な香りになってしまうことが多いです。
香りは「足し算」より先に、まず元のニオイを断つ「引き算」が大事なんですよね。
土台が整っていない状態で香水を足すのは、汚れた皿に良い料理を盛りつけるようなものです。
このあたりの「元のニオイを断つ」話は、体臭と清潔感の記事でも詳しく触れています。
あわせて読んでみてください。




営業マンの香りの“正解”な取り入れ方【3ステップ】



NGはわかりました。
じゃあ何から始めればいいんですか…?
答えはシンプルです。
香水を足す前に、まず「消す・防ぐ・整える」で清潔な土台を作る。
順番は①消臭剤→②ボディシート・デオドラント→③ボディソープ・シャンプーです。



難しいことはありません。
できるところからどうぞ。
①消臭剤|スーツのこもった臭いを消す
営業マンのニオイは、体よりスーツが原因のことが多いです。
毎日着るスーツは洗えず、汗やタバコのニオイがこもります。
まずは衣類用の消臭剤を、出社前か帰宅後にひと吹き。
香りでごまかす前に、元を断つのが先です。
②ボディシート・デオドラント|汗をリセット&予防
外回りで汗をかいたら、商談前にボディシートで首筋や脇を拭いてリセット。
無香タイプが安心です。
拭いたあとはデオドラントで予防まで。
NULLデオドラントジェルなら、朝塗るだけで一日中ニオイを抑えられます。
③ボディソープ・シャンプー|土台の香りを整える
すれ違って「いい匂い」と思われるのは、香水より清潔感のある自然な香りの人です。
毎日のボディソープとシャンプーを微香タイプに変えるだけで、印象は底上げされます。
洗髪・保湿まで1本でこなすHOLO BELLの3in1シャンプーがおすすめです。



①から整えるだけで印象は見違えます。
香水に頼らなくても、清潔感のある“良い香りの人”になれますよ。
まとめ|香りは、思い出してもらうための“見えない名刺”
最後に、今日の話をチェックリストで振り返っておきましょう。
- 嗅覚は、理性を通さず感情と記憶に直接届く特別な感覚
- 香りはプルースト効果で「思い出してもらえる営業マン」をつくる
- つけすぎ・TPO無視・ニオイのごまかしはNG
- 香水の前に、まずボディソープやシャンプーで土台の香りを整える
- 香りは“加点”より、まず“減点されない”ことが大事
視覚や聴覚を磨いてきたら、最後に残るのが嗅覚です。
香りまで意識できる営業マンは、正直まだ少ない。
だからこそ、ここまで気を配れると一歩抜けられると思っています。
香りは、相手の記憶にそっと残る“見えない名刺”のようなものかもしれません。



香水を買う前に、まずシャンプーとボディソープからなんですね。
それなら今日から始められそうです!



その意気です。
まずは“素の香り”を整えるところから。
清潔感のある香りは、それだけで立派な武器になりますよ。









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