- 営業活動や転職活動をイージーモードにするためにはどんな力が必要?
- 心理学や第一印象の力を営業活動に活用したい!
- ふろむださん著の『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』はどんな本?
そんな現在営業マンや転職活動中のあなたにオススメの本を紹介します。
あなたはふろむださん著の『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』という本を知っていますか?
本書はタイトルの通り、『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』ことを学べる本です。
この「勘違いさせる力」というのは本書の中では『錯覚資産』。
心理学でいうと『ハロー効果』になります。
結論、「勘違いさせる力」は現在営業マンや転職活動中のあなたにオススメの力です。
- プレイヤーとして営業活動をする時に、上司やお客様から「こいつ凄そう!」と勘違いさせる力はチャンスやキッカケを作ります。
- 転職活動をする際に、面接官にこの人は凄そうという印象を持たせることができます。
- 上の立場になった時「勘違いさせる力」を知っている時に、適切な評価をすることができます。

私自身、この『錯覚資産』は営業職の武器にも守りにもなる力と感じました。
そこで今回は『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』とはどんな本なのか、内容を紹介して行きます。
記事前半では本書はどんな人が書いた何の本なのかを。
後半では本書の中からオススメのポイントを3つ解説します。



営業マンは『勘違いさせる力』を手に入れて、成果を出すきっかけを手にしていこう!
個人的には本書を音読サービスを活用して読むのをオススメします。
自分はオーディブルという聴く読書を活用し、読み進めました。
朝の準備時間や営業先への移動中に気になる章を流し、商談先に向かったり、復習をしています。
ぜひ隙間の時間をインプットに活用しましょう



オーディブルで商談先への移動中に耳から聴こう!


『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』は誰が書いたどんな本?


まずは本の概要を紹介します。
本書はどんな人が書いた本?


本書はブログ「分裂勘違い君劇場」の運営者であるふろむださんが執筆した本になります。
ふろむださんはブログの運営のほかに、複数の企業を創業し、うち一つは上場を果たしている経営者としても結果を出された方です。
2018年に発売された本ですが、現在12万部を突破しており、発売当初にオリコン週間BOOKランキング自己啓発ジャンルで1位を獲得したベストセラーの本になります。
「林先生の初耳学」でも紹介されるなど話題になった本となっています。
そんなふろむださんの書いた『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』では、
- 大学時代で学んだ心理学の事象
- ビジネスの現場で実際に感じたこと
- 「分裂勘違い君劇場」というブログ運営時
上記で感じた「勘違いさせる力」について定義をし、活用したり騙されないようにするために執筆された1冊となっています。
本書はどんなことが学べる本?


本書では大きくまとめると「勘違いさせる力」の強さ、怖さ、対処法について実用的にまとめられた本になります。
- プレイヤーなら「勘違いさせる力」を武装する。
- マネージャーなら「勘違いさせる力」に騙されず評価ができる。
この本を読むことで、営業活動や転職活動でよくある「なんであんな奴が評価されているんだ⁉︎」という疑問が解消されるでしょう。
例え実力がなくても、この人は凄そうと思われたらチャンスが舞い込んできます。
逆に実力があったとしても、この人に頼るのは心配と思われるとチャンスは舞い込んできません。
そんな相手にこの人はできそうと思われるにはどうするのかを学べる良書になります
ぜひ本書を活用し、勘違いさせる力を活用できるようになりましょう。
【要約】『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』のポイント3選


ここからは忙しいあなたへ本書のオススメポイントを3つに絞り紹介をします。
この力は日々の営業活動や転職活動に確実に活用できます。
ぜひ活かして行きましょう。
- そもそも「勘違いさせる力」とは?
- 「錯覚資産」を身につけるにはどうしたらいい?
- 「勘違いさせる力」を見破るには?
順に解説します。
【要約①】そもそも「勘違いさせる力」とは?結論、『錯覚資産』や『ハロー効果』のこと


「勘違いさせる力」は本書の中では「錯覚資産」、心理学でいうと「ハロー効果」のように定義されています。
「錯覚資産」については本書より引用すると、「他人が自分に対して抱く、自分に都合のいい錯覚」になります。
簡単にいうと相手からは「なんか凄そう」と見えている状態です。
何を言うかより、誰が言うかと言う言葉を聞いたことがあると思います



漫画で例えるなら金色のガッシュでいう
キャンチョメの「ディカポルク」の状態ですね。
「ハロー効果」とは、心理学の用語で、ハロー効果とは輝かしい一面があるとその人全体が素晴らしく見えてしまうことを後ろから光が刺している状態である「後光」や「光輪」を意味する「ハロー(halo)」に例えたものになります。
これも同じように相手から見ると「この点で優れているので他も良いに違いない」と思われている状態です。
役職が高い人が話していることはどれだけ的はずれなことを言っていても説得力を持ってしまうし、どれだけ素行が悪くても試合や舞台で結果を出すと許されてしまうのもハロー効果の力になります。



そんなの詐欺じゃん!
そう思われるかもしれませんが、錯覚資産でチャンスを掴めると、社内や転職活動で実績や学びを手に入れやすい環境を手に入れられます。
例え実力があっても、錯覚資産がなくチャンスを貰えないと、実力を活かせる場を手に入れられず、成長しにくい状態になってしまいます。
すると最初劣っているけど錯覚資産でチャンスを掴んだ人は、体験や環境を通じて成長し実力のある人を超えることができます。
例えるなら中卒で起業し、荒波に飲まれた経営者のような物です。
大卒と比べると学力では負けるかもしれませんが、体験・経験から経営力であれば圧倒的に中卒経営者の方が強くなります。
このように「勘違いさせる力」は若手営業マン、転職活動者にとって手に入れたい力になります。
【要約②】 「錯覚資産」を身につけるにはどうしたらいい?


他人が自分に対して抱く、自分に都合のいい錯覚である「錯覚資産」を身につける方法として、次の方法を紹介しています
ハロー効果と利用可能性ヒューリスティックが掛け算されると、極めて強力な錯覚資産になる。
出典元:『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』 p.320より
ハロー効果とは、ハロー効果とは輝かしい一面があるとその人全体が素晴らしく見えてしまう状態のことを指します。
「良い見た目(容姿や数字)」や「肩書き(役割や実績)」はそのほかの事象も底上げしている状態です。
利用可能性ヒューリスティックとは、記憶から取り出して、利用しやすい情報に頼り、直感的に判断する方法を指します。
「よく目にする情報」や「衝撃的なできごと」などは記憶に残りやすく、利用可能性ヒューリスティックがおこりやすくなります。
この内容を簡単にまとめると、次の計算式で「錯覚資産」は生まれていきます。
「錯覚資産」=「ハロー効果を産む実績」×「知っている人の数」×「知っている人の質」
営業活動やインフルエンサーで考えた場合、次のようなイメージになります。
- 「ハロー効果を産む実績」 :半期で3億円の売上を上げた。
- 「その実績知っている人の数」:100人
- 「知っている人の質」 :会社の社長、上長、社内営業メンバーなど
- 「ハロー効果を産む実績」 :フォロワー100万人
- 「その実績知っている人の数」:500万人(日本人口1.257億中の4%)
- 「知っている人の質」 :経営者、出版社、ファンなど
このように「この人凄そうと思われる実績」と「印象に残るような情報」と「知っている人数」を増やすことで「錯覚資産」は底上げされ、チャンスを掴みやすくなるようになります。
【要約③】「勘違いさせる力」を見破るには?


営業活動や転職活動をする上で相手や会社の評価を正確に把握したいと思いますよね。
そんな相手の「勘違いさせる力」の見破り方として、本書では次のような解決策を示しています。
要は、「一貫性、原因、結論」の3つを過剰に求める傾向に注意していれば、自分の思考の錯覚に気づいて修正しやすくなるし、他人の思考の錯覚を利用して、自分に有利に物事を進めることができる、というわけだ。
出典元:『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』 p.313より
「一貫性、原因、結論」とは、私たちの脳の持つ過剰性のことです。
- 一貫性:過剰に一貫性を求める。
- 原因 :過剰に原因を求める。
- 結論 :過剰に結論を急ぐ。
一貫性とは、出来事と出来事の因果関係を求めてしまう状態です。
原因とは、出来事が起きた理由を求めてしまう状態です。
結論とは、とにかくその事象に対して結論を求めてしまう状態です。
営業マンの場合、たとえ偶然でた売上だったとしても「〇〇さんが優れていたから売上が上がったのではないか」と因果関係、原因、結論を求めてしまいます。
自分が上長として判断をするようになった場合、
- 売上アップと営業マンの行動の因果関係はあるのか。
- 営業マンの行動が本当に売上アップの要因なのだろうか。
- 結論を出す際に本当にこの人の実力と見て良いのだろうか。
この傾向に注意することで、思考の錯覚に気がつく可能性が高まります。
ぜひ錯覚に気がつけるように意識して取り組んでいきましょう。
個人的には本書を音読サービスを活用して読むのをオススメします。
自分はオーディブルという聴く読書を活用し、読み進めました。
朝の準備時間や営業先への移動中に気になる章を流し、商談先に向かったり、復習をしています。
ぜひ隙間の時間をインプットに活用しましょう



オーディブルで商談先への移動中に耳から聴こう!


まとめ:「勘違いさせる力」が営業活動や転職活動を楽にする!


今回は営業活動や転職活動をしているあなたにオススメの本として、『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』ふろむだ著を紹介していきました。
この本は簡単にまとめると「勘違いさせる力」の強さ、怖さ、対処法について実用的にまとめられた本です。
勘違いさせる力を身につければ、例え実力がなくてもこの人は凄そうと思われたらチャンスが舞い込んできます。
逆に実力があったとしても、この人に頼るのは心配と思われるとチャンスは舞い込んできません。
- プレイヤーなら「勘違いさせる力」を武装する。
- マネージャーなら「勘違いさせる力」に騙されず評価ができる。
その方法を学べる良書になります
本書はほかにも良い評価、悪い評価をされる人の違いやえこひいき上司の頭の中についてなど、営業活動で活かせることが多くあります。



ぜひ活用して日々の活動をイージーモードにして行きましょう!
以上!




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